arc の日記

はてなダイアリーから引っ越してきました。さらに新しい記事は https://junkato.jp/ja/blog/ で書いています。

Microsoft Developmentインターン

さて、夏です。そういう季節です。今日が未踏の契約最終日で、来週の月曜から二カ月ほど、Windowsとか作ってる某社の技術センターへインターンに行ってきます。Windows Mobile上でOfficeの何かをどうにかするプロジェクトに配属されました。

某社日本法人なんてローカリゼーションしかしてないだろうと思いきや、数年前から体制が変わったらしく、それなりにしっかりOffice製品などの核になる部分の開発を担っているようです。支社はいくつもあるんだけど、技術センターは日本に一つなんだよね。アメリカに一つ、ヨーロッパに一つ、…各地域に高々一か所。

ふだん使っている著名なソフトウェアってどこでどうやって作っているんだろう(日本のSIerと呼ばれる職種のように流れ作業的に作ってるとは思えない)、と、ずっと疑問だったのだけど、どうやら、ちょっと現世とは隔離された場所にいる比較的少数の優秀なエンジニアが少人数ならではのフットワークとチームプレイで作っているようです。やっぱり、そうでなくっちゃなぁ。

某社の場合は、これと別に本当に研究を行う拠点が中国やアメリカにあるので、研究職でいきたいなら日本を離れることになります。開発エンジニアにしても日本よりアメリカのほうが環境がよさそうだから、できれば就職する前にRedmondの本社に行ってみたいなぁ…市の一角全部某社らしい。広すぎるので、Campusって呼ばれてるんだって。あぁ、これは博士課程フラグだ。同期はみんな、修士卒で就職するのかな。博士行くのかな。

修士一年半ば、そろそろ研究室の雰囲気とか分かってくる頃だよね。

周りには、アカハラに苦しんで後悔してる人、研究が進まなくて大変そうな人、反対に、すごく楽しそうな人、大学にほとんど姿を見せない自由な人…修士卒で就職するって決めてる人もいれば、博士進学しそうな人もいる。就活するならそろそろウォーミングアップ。僕もリクナビに登録だけしました。使ってないけど。あ、インターンの募集一覧は見たなぁ…

僕のいる研究室は、上から仕事が降ってくることがほとんどなくて、研究内容は自分で決めてとくにだれの助けも借りず進めていくので、マイペースにできてぬるま湯みたいに楽ちん。基本的に指示されることなく何でも自己責任。アカハラも起きえない。まぁ、成果が出ないと全部自分に返ってくるので、そういう意味では厳しいけど。

今年はとりあえず、10月1日までインターンしたあと、4-7日でカナダに旅行、もとい国際学会に行ってきます。ポスター発表のsecond authorなんですが、(Short Paperは出してたけど落とされた…)メインは学会内で開催されるStudent Innovation Contest。全てのキーに感圧機能がついたキーボードの使い道を提案してみろ、というの。

けっこう面白そうでしょ?

ありがちなのは、強く打ったときは大文字にしたりフォントを大きくしたり…。今はまだネタを暖めてる段階です。来月頭にキーボードの実物が届くので、インターンの傍らアプリケーションの実装に勤しむことになりそう。そういえばStudent Innovation Contestも同じ某社がスポンサーですね。縁か。