arc の日記

はてなダイアリーから引っ越してきました。さらに新しい記事は https://junkato.jp/ja/blog/ で書いています。

Amazonが買収する会社の倉庫における集荷と包装の自動化

オンライン小売り大手Amazonが久しぶりに大型買収に動くと聞いて、買収されるDiapersを調べてみたら面白い動画が出てきたので貼っておきます。

Warehouse Robots at Work

Diapersの倉庫ではロボットが働いています。このシステムを開発したのはBostonのKiva Systemsという会社です。またMITかよ、という感じ。馬みたいなロボットを作ったBoston Dynamicsとか、お掃除ロボットiRobotとか、MITからはロボット関係の色んな会社ができてますね。

この倉庫では、床面にQRコードのような二次元バーコードが貼ってあって、全てのロボットの位置が分かるようになっています。もちろん各々が相互に衝突しないようにコントロールされています。ロボットと物を運ぶための棚が一体化しているところが面白いです。ロボットと棚の間はネジのようになっていて、ロボットだけがぐるぐる回ると棚の足の高さが変わって、棚が宙に浮いたり接地したりするようです。

送る荷物は、ロボットによって作業員がいる場所へ次々運ばれてきます。そして、作業員が棚から荷物を一つ取って機械にかざすと、それを入れるべき箱の上のランプが光ります。箱は、荷物の全量によって事前に適切なサイズのものが選ばれて置いてあるようです。作業員は、荷物を箱に全て入れ終えたら、奥に箱を押し込みます。あとは箱がベルトコンベアに乗って運ばれていきます。ここまでやるんだから、たぶん、運送会社のトラックまで直通じゃないでしょうか。

何とも分かりやすい流れ作業です。Amazonの倉庫もいずれこうなるんでしょうか。なるんでしょうね、きっと。

IKEA Automated Warehouse

関連するビデオでお勧めされました。こちらはドイツのIKEAの倉庫です。やはり集荷が自動化されています。

大きな倉庫に多くの種類・量の在庫を持っていると、集めてパックする作業は人よりロボットにさせた方が間違いもなくていいのかもしれません。